子供の乳歯と永久歯の歯並び
最近の子供の乳歯の歯並びは、隙間なくきれいに並んでいる子が多いんだとか。一見良いように思われますが、実は乳歯の歯並びで最も良いのはスキっ歯と言われる隙間のある歯なんだそうです。乳歯の下にある永久歯は、当然ですが乳歯よりかなり大きい歯が生えてきます。
その際、乳歯があまりに隙間なく並んでいると永久歯が生えてくるスペースがなくなってしまいますよね。そうすると、重なって生えてきてしまったりしてしまい、歯並びが悪くなってしまいます。
なぜ最近の子供の歯並びがこういった現状なのかというと、一般的には、硬いものをあまり食べず、噛まずに食べられるものばかりを食べている食生活の変化が原因だと言われています。おかげで最近の子のあごの骨はだんだんと小さくなってきている傾向にあって、歯があごに対して入りきらず、歯並びが悪くなるといったことが子供の口の中で起こっているというのです。
また、子供の永久歯の歯並びには、乳歯の影響が強いといわれているんだとか。乳歯の際に十分なスペースを確保して生えていることも大切ですが、乳歯で虫歯になって抜いてしまっていたりすると、永久歯が生える目標を失って、歯並びが悪くなるといわれています。
歯並びが悪いと、当然ハブラシが届きにくくなってしまうので、汚れがたまってしまって虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。実際に高齢者で歯が健康な人の多くは、歯並びのよい人が多いという結果が出ているそうです。永久歯はその名の通りずっと使い続ける歯。子供の頃から大切にしなければなりませんね。
子供の指しゃぶりと歯並び
よく言われるのが、子供の指しゃぶりが歯並びに影響するということ。3才までなら指しゃぶりをしていても永久歯への影響がないので大丈夫だといわれますが、4才を過ぎても指しゃぶりをしていると、永久歯の歯並びに影響が出る可能性があるそうです。やめさせるためには、大人が意識して指しゃぶりをやめさせていく必要があるんだそうです。
大きくなるにつれやめにくくなる傾向もあるので、4歳までになんとかやめさせるようにしましょう。また、永久歯で指しゃぶりをすると、開咬という奥歯はかみ合うのに前歯がかみ合わなくなる症状や、指をしゃぶりながら前歯を前に押し出してしまって上の前歯が前に出てしまう上顎前突、逆に下の前歯を押し込んでしまって、歯並びのアーチが狭くなり歯並びが悪くなる叢生といわれる症状になることがあります。そうならないためにも早くから意識して指しゃぶりをやめさせることが大切ですね。
子供の歯並び矯正はいつから?
子供の歯並びが悪い場合、矯正したほうが良いのでしょうか?いつ矯正するべきなのでしょうか?そうした質問がとても多いといいますが、それだけ歯並びの悪い子供が多いということでもありますね。かみ合わせが異常ならば、あごが顔面の発育に悪影響を及ぼす場合が多いことから、早く治療を開始することが必要です。
ある程度永久歯が生え揃ってから治療を開始すると、抜歯をしなければならなくなる場合が多いんだとか。乳歯の頃から矯正を開始するほうが、ほとんどの場合抜歯をせずに済むうえ、歯並びもきれいになるといいます。費用の面でも安くすませることができるということなので、かみ合わせが悪い場合は3歳頃から、歯並びが悪い場合は遅くとも8歳頃までには小児矯正を開始しましょう。